(第一船名:ALP Keeper)超長距離曳航の外洋曳船。約300tのボラードプルにより、オイルリグやFPSOなどの超大型構造物を建造ヤードから油田の設置場所まで長距離曳航するために設計されている。本船は、フルパワーで45日間曳航できる燃料容量を備えている。
SX157設計のALPフューチャークラス船舶は、ALPマリタイム社との緊密な協力により開発された。この船は、DPIIとアンカー処理能力を備え、曳航物の設置/フックアップ段階を支援する。
設計を開発する際、ウルシュタイン社は各船舶が十分なボラード・プルと、2隻だけで最も重い曳航にも対応できる運航信頼性を確保する必要があった。環境と燃料効率も重要な基準だった。これらの船は、DNVのクリーン・デザインとアイスクラス1Bに分類され、制限区域での運航も認められている。さらに、船尾ローラー、巻き上げ能力400トンの3ドラム式ウインチ、リグチェーン用のチェーンロッカーなど、アンカーハンドリング船としての装備も備えている。この船は、長時間の洋上を考慮し、快適で広々とした居住空間を備えている。
ウルシュタイン社は、設計に加えて、エンジン、スラスター、プロペラ、ウインチ、配電、スラスター駆動装置、制御システム、通信システムなどの主要部品の納入も担当した。
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