市場に出回っているプロペラシャフトメカニカルシールの中では、最も耐久性に優れているのは間違いありません。MTM400は、既存の全てのプロペラシャフトメカニカルシールと比較して、世界で初めてダブルシリーズのスプリングを装備しています。これにより、角度とラジアルのずれをより良く補正することができます。さらに、スプリングとOリングのダブルシステムは、マイクロテムがDEDaS® (Double Elastic Damping System)と名付けたものを生み出しました。その内部の回転部には、国際的に認められたもう一つの革新技術、ポンピングリングがあります。この技術はプロペラシャフトシールに新たに導入されたもので、冷却液(通常は水)を摺動面上でより広範囲に分散させ、放熱性を高めて消費量を削減します。これらのことにより、MTM400はメンテナンス前に60,000時間以上の運転を可能にしています。同様に重要なのは設計で、そのコンパクトなサイズにより、世界で最も軸方向に小さいソリューションの一つとなっています。2つに分かれた「修理キット」のおかげで、メンテナンスはカップリングからシャフトを切り離すことなく、メカニカルシールに直接行うことができます。さらに、MTM400は、油圧バリアシステム(ウォーターシールド)と一緒に、水中のボートでメンテナンスを行うことができます。それは直径50 mmから800 mmのシャフト用に設計されており、RINAによって認定されています。さまざまな材料構成が可能で、標準で耐火性を認定されている唯一の製品です。
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