トマソ・スパドリーニがデザインし、数々の賞を受賞したOTAMアルミカスタムシリーズ35m Gipsyの第一弾に続き、リグーリアの造船所は、完全なエンジニアリングを施した115フィートの提案を行いました。しかし、この2つのプロジェクトに共通しているのは全長の長さだけで、この新しいデザインは44ノットに達することができる水上最速のアロイヨットの1つとなるでしょう。
OTAMのセールスディレクター、マッテオ・ベラルディネリは、「OTAMのアルミカスタムシリーズの理念は、完全なオーダーメイドで、単にボートが欲しいのではなく、理想のプロジェクトを作りたいというお客様を対象にしていることです」と語ります。「30メートル以上の船は、高度な複合材ではなくアルミニウムで建造しています。それは、外観の美しさやインテリアのレイアウトから推進力の仕様に至るまで、あらゆる面でヨットをパーソナライズするための柔軟性が高いからです」。
新しいOTAM 70 HTを手がけたBGデザインファームによるエクステリアラインは、航空界と自動車界からインスピレーションを得ており、ブランドのレーシーなDNAを反映しています。トランサムに設けられたクローム仕上げのベンチレーションベントや、ハードトップ上部のエアインレットなど、デザインの細部にまでこだわっています。
Umberto Tagliavini Marine Design社が開発したディープV船型は、優れたシーキーピング、快適な波への進入、高速性を実現しています。徹底的な有限要素解析(FEM)により、たわみやねじれを起こさない高剛性の船体を実現し、CFD(計算流体力学)により、海上でのパフォーマンスとハンドリングを最適化しています。
MTU社製2600馬力エンジンとKaMeWa社製ウォータージェット・セントラルブースターを搭載し、最高速度44ノット(巡航速度32ノット)を実現する3基のエンジン構成と、MTU社製ツインエンジンを搭載し、最高速度35ノットを実現する2基のエンジン構成のどちらかを選択できます。
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