GTLのベルト駆動式シングルインレット遠心ファンは、最大風量27 m3/s、最大圧力3300 Paに対応します。このファンにはさまざまなタイプのインペラが用意されています。
前方にカーブしたブレードを持つインペラ(GTLFファン)
後方湾曲ブレード付きインペラ(GTLBファン)
GTLBファンの後方湾曲ブレードはGTHBファンのものと同じ空力特性を備えていますが、GTHBブレードは高速回転用に強化されたものです。
バージョン
ファンは通常バージョンの他に、防爆バージョンもあります。GTの煙抽出バージョンはフランスのCTICM研究所とロシアのVNIIPO研究所でテストされています。CTICMでは、GTLB-3-025-140およびGTLF-3-031-071を対象に、+400 °C、2時間の試験が実施されました。VNIIPOはファンに対して+400 °C、2時間および+600 °C、1時間のテストを実施し、テストはすべてのシングルインレットGTファンを対象としています。排煙仕様のファンには金属製ベアリングダンパーが装備されています。
ファンには金属製ベアリングダンパーが装備されています。防爆仕様のファンは、ドイツ規格VDMA 24 169 3.1 - 3.2 および 3.4 に適合しています。インレットコーンは真鍮製です。GTLFファンでは、吸込口に真鍮製のバンドが取り付けられています。ファンの吸気口がダクトに接続されている場合、シングルインレットファンは+80 °Cまでの温度での連続運転に対応します。モーターが空気の流れにさらされている場合(フリーインレットファンの場合など)、周囲温度は+40 °Cを超えてはなりません。より高い温度に対応するモーターはご要望に応じて提供可能です。
設計
ケーシングは、センジマー亜鉛メッキ鋼板でできています。ケーシングの接合には「ピッツバーグ折り返し方式」を採用し、強固な接合部を実現しています。
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